七夕と伝統的七夕

七夕は7月7日だが、これは江戸時代の旧暦の7月7日をそのまま新暦に持ってきたので「梅雨まっさかりに星に願いをかける」というわけのわからんことになっている。国立天文台では24節気に基づいた定義による「伝統的七夕」というものを推奨している。 http://www.nao.ac.jp/tanabata.html によると「24節気の中の処暑(しょしょ)よりも前で、処暑に最も近い朔(さく、=新月)の時刻を含む日(日本時間)を基準にします。その日から、数えて7日目を「伝統的七夕」の日とします。」ということで、2006年の伝統的七夕は7/31日となっている。

七夕伝承は中国から日本に伝わったものだけどタイにもインドにも同じような話はあって、その起原を辿ると世界樹信仰や太陽信仰が浮き出てくるそうだ。仏教やキリスト教よりも遥かに古い信仰を垣間見ることができる。