OOo Writer

職場で許可が出てしまったのでプログラムの設計書をOOo2.1のWriterで書くことにした。
結構クセがあるので備忘録がわりにメモしてみる。

* オプション設定
ツール-オプションを開いて色々設定する。
- OpenOffice.org-ユーザデータ で編集者の情報を設定する。
- OpenOffice.org Writer-表示 で補助線と大きいハンドルを有効にする。フィールド名は表示すると書式が逆に分かりにくくなるので無効にする。
- OpenOffice.org Writer-書式サポート で制御文字や空白の類をすべて表示するようにする。
- OpenOffice.org Writer-グリッド線 でグリッド位置合わせとグリッド表示を有効にする。間隔は0.5cm程度。
- OpenOffice.org Writer-印刷 で「自動的に挿入された空白ページを印刷」を無効にする。
- OpenOffice.org Writer-表 で標準で見出しをつけるようにし、数字の認識を有効にする。
- OpenOffice.org Writer-自動図表番号 で表にキャプションを自動追加するように設定する。

* オートコレクト
ツール-オートコレクトを開いてオプションタブで以下の項目を無効にする。
- 2文字目を小文字にする
- すべての文を大文字で始める
- "コンピュータ用"クォートを印刷用に置換

* ページスタイル

Wordでセクションと呼ばれていたものはWriterではページスタイルとして扱う。
- スタイルを選択するには、書式-スタイルと書式 のダイアログ上端のボタンでページスタイルを選び、候補をダブルクリックする
- 挿入-区切りの挿入で改ページを指定し、スタイルを選択すると次ページ以降のページスタイルを選択できる。この時「ページ番号の変更」をチェックするとページ番号を任意の数値に設定できる。

今回は納品用の技術文書ということなので
- 表紙は「最初のページ」ページスタイル
- 改版履歴と目次を「索引」ページスタイル
- 本文を「標準」ページスタイル
という構成にしてみる。

* 表示
最初のページにカーソルを置き、書式-スタイルと書式 のダイアログ上端のボタンでページスタイルを選び、候補から「最初のページ」をダブルクリックする。
表紙には製品名、文書名、バージョン、文書を発行する会社の正式名称の4項目は必要になる。

* 改版履歴
表紙の末尾でページ区切りを挿入し、ここでページスタイルとページ番号を設定しておく。
改版履歴や目次など、前書きにあたる部分なので、既定のページスタイルでは「索引」あたりが適当かもしれない。
「改版履歴」と入力して、スタイルを「目次見出し」にする。

Enterを押して次の行に移り、書式-標準の書式設定 でスタイルを戻す。
表-挿入 で表を挿入する。表のサイズは後からでも表ツールバーで調整できる。
列は バージョン、日付、作業者、内容 の4列もあればいいだろう。
表の最初の見出し行を選択して背景色を設定し、列名を書く。
表の中身はたいてい最初の行にVor0.01,日付、誰それ、新規作成と書いて終わりだが
末尾に空行を適当につけておくとそれっぽい。

* 目次
改版履歴のページの最後にページ区切りを挿入する。
挿入-目次と索引-目次と索引 で目次を挿入する。
細かい調整はまた後ほど。

* 本文
目次の最後のページにページ区切りを挿入し、ここでページスタイルとページ番号を設定しておく。
本文だし「標準」がいいだろう。

* ヘッダ、フッタ、ページ番号
カーソルを編集したいページ(というかセクション)に合わせて書式-ページを開く。
ヘッダとフッタのタブで「ヘッダ|フッタを付ける」でヘッダとフッタを有効にする。詳細ボタンでヘッダ,フッタの色や影を設定できる。
ヘッダには文書の発行元のコピーライト表記や閲覧権限について書いておくとよいだろう。
フッタにはページ番号を書く。綴じ方が上でも左右でも困らないように中央寄せ。
- カーソルをフッタに置いて、挿入-その他を開く。
- ドキュメントタブで選択肢から「ページ」「ページ番号」「ローマ数字またはアラビア数字」を選んで挿入ボタン。
- ページ番号が出るので行をセンタリング
これを本文の前後で2回行う。改版履歴や目次の前書きにあたる部分はページ番号にローマ数字を、本文ならアラビア数字を指定する。

* 見出し
章立てをおおまかに考えて列挙し、適当に見出しを設定する。
見出しのレベルにあわせて「見出し1」〜「見出し4」を適当に選択する。

* 目次と章番号
目次のページに戻り、目次を右クリックして「目次/表の編集」を開く。
目次と索引タブでアウトラインを有効にし、その右にある ... を開くと
章番号付けのダイアログが出るので、レベルの選択肢の一番下にある 1-10 を選び、番号、文字スタイルなどを設定する。
また、各レベルに対応する段落スタイルが「見出し1」〜「見出し10」になっていることを確認しておこう。
OKを押して目次と索引の挿入ダイアログに戻り、次は項目タブ。

構成の部分がわかりにくいが、
・目次の行に何を書くかを横に並べている
・白い部分を選んで文字を打つか、すぐ下のボタンを押して、テキストや項目を追加できる。
・妙な記号が書いてあるグレーの部分は選択してプロパティを変更するか、Deleteキーで削除できる。
・右端の「すべて」を押すと現在の構成を全てのレベルにコピーする。

一般的には、そしてデフォルトでも、目次の行は「章番号、項目テキスト、タブ、ページ番号」という順になっている。
その状態のままにするか、好みで章番号の直後に空白を1-2個追加するといいかもしれない。

* 図
挿入-枠を開き、オプションで名前を適当に指定して枠を置く。スタイルと書式 で枠のスタイルを「図」にする。
表示-ツールバー-図形描画 で図形一覧を出し、ボックスを枠の中にいくつか置く。
直線を置いて、右クリックして線で線の終点を「矢印」にし、線の太さと矢印の大きさを適当に指定する。
図形描画オブジェクトをコピーするにはCTRLを押しながらオブジェクトをクリックし、少し待ってからそのままドラッグする。
うまくコピーされていないように見える場合は印刷プレビューを出すと正しく再描画されるかもしれない。CTRL-SHIFT-Rではダメだった。